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駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
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ちょっと時間ができたので、Idiom のプロジェクト分割を試してみました。

プロジェクトが大きいと Idiom の落ちる頻度が高くなるという問題があって、以前、プロジェクトに担当外のファイルが含まれている場合は、担当ファイルだけのプロジェクトにすると落ちにくくなるという話を書いたのですが、そもそもプロジェクトを分割すればいいのでは、という疑問が残っていたのです。

次の方法で実行できました。

<プロジェクトの分割>

1) [プロジェクト] - [構成] を選択する。
 [プロジェクトのプロパティ] ウィンドウが表示される。

2) 左側のペインの [プロジェクト分割ツール] を展開し、次の設定を行う。
 ・[共通] をクリックして、[サブプロジェクト用の出力フォルダの設定]、[参照用の翻訳メモリ データベース]、[参照用の用語データベース] を設定する。
 ・[生成] をクリックして、[複数のサブプロジェクトの作成] を選択し、たとえば、[サブプロジェクトの最大数] を設定する。

3) [OK] をクリックして、[プロジェクトのプロパティ] ウィンドウを閉じる。

4) [プロジェクト] - [プロジェクト分割ツール] を選択する。
 [プロジェクト分割ツール] ウィンドウが表示される。

5) [プロジェクト分割ツール] - [自動生成] を選択する。
 [プロジェクト分割ツール] ウィンドウの左側のペインに、生成されたサブプロジェクトが表示される。
 ※なお、最大 4 つのサブプロジェクトになるように設定すると、元のアセットが順にサブプロジェクト1、2、3、4に割り当てられる(すなわち、3つおきに同じサブプロジェクトに入る)

6) [プロジェクト分割ツール] - [変更内容の保存] を選択する。

7) [プロジェクト分割ツール] ウィンドウを閉じる。
 指定した出力フォルダにサブプロジェクトのパッケージが作成される。

<サブプロジェクトの翻訳>

1) サブプロジェクトのパッケージをそれぞれ開き、翻訳する。
2) Desktop Workbench 用にエクスポートする。


<プロジェクトの結合>

1) 元のプロジェクトを開く。

2) [プロジェクト] - [プロジェクト分割ツール] を選択する。
 [プロジェクト分割ツール] ウィンドウが表示される。

3) [プロジェクト分割ツール] ウィンドウの左側のペインで、結合するサブプロジェクトを選択し、[プロジェクト分割ツール] - [サブプロジェクトの結合] を選択する。
 [サブプロジェクトの選択] ウィンドウが表示される。

4) エクスポートしておいたサブプロジェクトのファイルを選択し、[開く] をクリックする。
 結合したサブプロジェクトと、結合したアセットが赤くマークされる。

5) [プロジェクト分割ツール] - [変更内容の保存] を選択する。

6) [プロジェクト分割ツール] ウィンドウを閉じる。

7) 各サブプロジェクトについて上記3)~6)を繰り返す。

以上で、特に問題なく(元のファイル構成が変わることもなく)、分割・結合ができました。

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Trados 2007 の TM を Trados Studio 用に変換する方法ですが、Trados Studio でアップグレードしても、結局 TMX に変換してからインポートするようで、前回書いた 2 つの方法は基本的に同じプロセスのようです。あとはオプションの違いということでしょうか。

そこで、今回はダイレクトに [翻訳メモリのアップグレード] を使用して、カスタムフィールドを削除してアップグレードしてみました。

1) Trados Studio で、[ツール] - [翻訳メモリのアップグレード] をクリックする。

2) ダイアログボックスで、[フォルダからファイル共有タイプの TM を追加] または [ファイル共有タイプの TM の追加] をクリックして、変換する TM を選択する。

3) [次へ] をクリックする。

4) 翻訳メモリを作成する方法を選択して、[次へ] をクリックする。

5) [フィールド] タブをクリックして、カスタムフィールドを選択し、[削除] をクリックする。

6) 保存場所など、その他の必要な設定を行って、[終了] をクリックする。

変換の際にエラーになったデータ数は、前回とほぼ同じでしたが、カスタムフィールドを削除したので、データサイズは少し小さくなりました。

この TM を前回エラーになったプロジェクトに追加して、用語検索を行ってみました。いくつか実施しましたが、検索中にエラーが発生することはなくなりました。
これで完璧かどうかはまだわかりませんが、とりあえず次回はこれで進めてみたいと思います。^o^

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最近、あるクライアントが Trados 2007 から Trados Studio に移行したのですが、Trados Studio になってからの翻訳メモリはデータが少なく、用語検索してもあまりヒットしないという状態でした。

そこで、Trados 2007 の TM を利用することにしました。
とりあえず Trados 2007 の TM を Workbench で開いて検索する、というローテクを使ったのですが、面倒なので、TM を変換してみました。

<方法1:失敗>

最初は、TM をインポートしようと思いました。
Trados Studio で TM にインポートできるのは、TMX か TTX だったので、次の方法を取りました。

1) Workbench で TM を開く。
2) TM を TTX で保存する。
3) TTX を Trados Studio の TM にインポートする。

1%ほどエラーが出ましたが、とりあえず変換できたので、使ってみましたが、用語検索するとエラーになってしまいました。

#後から考えると、タグが正しく認識されていなかったようです。

<方法2:成功したようにみえた>

旧版の Trados からの移行ができないはずはないだろっ、と思い、メニューを調べたところ、旧版の TM を Trados Studio で開けることがわかりました。^^;

1) Trados Studio で、[ファイル] - [開く] - [翻訳メモリを開く] を選択する。
2) ダイアログボックスで、ファイルの種類を [以前の Trados 翻訳メモリ (*.tmw)] にする。
3) 変換する TM を選択する。
4) [翻訳メモリのアップグレード] ダイアログボックスが表示されるので、[クイックアップグレード] をクリックする。

エラーが少し出ましたが、失敗した方法に比べると、半分ほどになりました。

これで問題なく用語検索もできた!
と思ったのも束の間、別のプロジェクトに入れたら、またエラーになってしまいました。

うーむ、、、どうしてでしょう。
変換でエラーは出ましたが、エラーのデータは登録できないだけで影響はないと思ったのですが。。。

#次はクイックアップグレードではなく、カスタムアップグレードにしてみる?!

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#あえて書くほどのネタでもないのですが・・・。

Trados 2011 で作業をしているとき、翻訳済みのファイルが「レビュー中」と表示されることがあります。
ハンドオフ時にロックされている分節があると、このように表示されるので、「一部レビュー済みだから、翻訳が完了すると、レビュー中という表示になるのだろう」と思っていました。

ですが、先日、ロックされている分節もないのに、「レビュー中」になってしまいました。

「なんで???」と思ったのですが、そこは、ほれ、先日の「全分節が翻訳済なのにファイルステータスが翻訳中?」の応用ですよ。^^;
翻訳カウントをやり直したら、「翻訳済み」になりました。

しかし、これ、どういうバグなのでしょう?! ^^;

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先日、Trados 2011 で、クライアントでは表示されているタグが私の環境では表示されないという問題がありました。
ちょっと問い合わせをしたときに、「タグの間のスペースが・・・」と言われ、「えっ?、そのセグメントにタグはありませんが・・・?」と目が点になった次第。。。

[形式]-[タグ表示モード] では、[タグの内容の表示] を選択していますので、タグを見逃すことはないと思うのですが。。。

そこで、画面表示をキャプチャして送ってもらい、見比べてみたら、同じように表示されているタグと、まったく表示されないタグがあることがわかりました。

どうして?!

訳がわからないまま、とりあえず作業を進めていたのですが、ふとしたことでわかりました。
[ツール]-[オプション] で [書式の表示スタイル] を [認識済みの書式タグ以外の書式を表示する] にしていたせいでした。-.-;

なぜかずっと、デフォルトで [認識済みの書式タグ以外の書式を表示する] になっていたんですね。

たまたま書式付き表示では読みにくい文字があり、[書式を表示せずにタグを表示する] に変えたところ、表示されていなかったタグが表示されました。
ちなみに、[すべての書式とタグを表示する] でも表示されました。

[認識済みの書式タグ以外の書式を表示する] は、太字やイタリックなどの標準的な書式のタグを表示しないだけで、その書式は表示に反映されるため、タグの存在がわからなくなることはないと思っていたのですが、特殊な場合にタグの存在がわからなくなることがあるようです。

今回、消えたタグというのは、
<cfxxx> </cfxxx>
のように、開始タグと終了タグの間にスペースしかないもの(つまり無効なタグ)でした。

このタグを訳文側にも一応入れておこうとしたのですが、確定すると消えてしまいました。
無効なタグなので、消えてもいいようなものですが、勝手に消えていいのでしょうか?!

とにもかくにも、[認識済みの.・・・] オプションは使用しないほうが無難なようです。

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自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
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