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駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
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先週、突然、MultiTerm の用語登録ができなくなりました。

Trados 2011 で Ctrl+F2キーを押したら、用語が表示されるはずのペインに、「Java 7 Update 55 をダウンロードしてね」という内容の Oracle のメッセージが表示されます。
これが別ウィンドウならば、とりあえず無視して用語登録できると思うのですが、同じウィンドウ(しかも用語を登録するペイン)に表示されるので、どうしようもなく、困っていました。

さいわい、新たな用語登録はあまり必要でないプロジェクトだったので、プロジェクトが終了するまで我慢していましたが、次の仕事も決まったので早急に何とか対策しようと思いました。+_+;

Web で調べてみたら、Java 7 Update 45 にしたら用語の登録ができなくなったという記事はいくつかあったのですが、現象が微妙に違います。
他の方が書いているのは、用語登録のペインに何も表示されない、というものだったのですが、私の環境では、Oracle のメッセージが表示されます。しかも、ブラウザ状態になっていて、メッセージ内の [ダウンロード] ボタンをクリックすると、ダウンロードページが表示されます。このブラウザ状態からどうしても抜けられません!(といっても、用語登録のキャンセルボタンをクリックすれば抜けられますけど。)

とりあえず Java を最新にすればよいのだろうと思って、Java アイコンからアップデートを試したのですが、「最新です」と言われました(?!)。

よく確認してみたら、Java 6 を使用していました!(^^;)
Java 6 は更新が止まっているようなので、Java 6 としては最新ということなのでしょう。

というわけで、手動で Java 7 をインストールすることにしました。
ここで、他の方の記事を参考にして、最新の Java 7 Update 55 ではなく、Update 25 をインストールすることにしました。

ただ、これが単純にはうまくいきませんでした。
最終的に何が効いたのか、あやしいところもありますので、回り道になりますが、作業内容と結果をメモしておきます。

1) Java 6 をアンインストールする。

2) Java 7 Update 25 をインストールする。

3) コントロールパネルから Java を選択し、[セキュリティ] タブでセキュリティ・レベルを [中] にする。

4) [詳細] タブで、[次世代のJava Plug-inを有効にする] をオフにする。


これでうまくいくと思ったのですが、Oracle のメッセージは表示されなくなったものの、用語登録しようとしても何も表示されない、という状態になってしまいました。(他の人と同じレベルになったともいう。^^;)


もう一度確認したら、J2SE Runtime Environment 5.0 も入っていたので、さらに次の作業をしました。

5) すべての Java をアンインストールする。

6) Java 7 Update 25 をインストールする。


この状態で、ようやく正常に動作しました!

ですが、Java の設定は 、[次世代のJava Plug-inを有効にする] がオンに変わってしまっていたので、うっかりアップデートしないように、再度、

7) Java の [詳細] タブで、[次世代のJava Plug-inを有効にする] をオフにする。

を設定したら、また動かなくなりました。;_;
というわけで、

8) [次世代のJava Plug-inを有効にする] をオンに戻す。


これで、正常動作しています。

ただ、、、

8) の設定が MultiTerm に影響する理由がよくわかりません。

それと、最初のメッセージが Java 7 Update 55 を勧めていたので、Java 7 にしたのですが、いっそ Java 8 を入れても良かったのではないかと。。。^^;
SDL のページを見ていたら、こうしたトラブルを避けるため、Java 8 以外のすべての旧版の Java を検索して、消すプログラムも提供していました。

さらに言えば、Trados 2014 では、この Java の問題に対処したという話もあります。
Trados 2014 へのアップデートも考えるべきなのかもしれません。-.-;

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今週は結構ハードにお仕事です。@_@;
でも、ちょっと息抜きも必要です。

ということで、ちと、小ネタを書いてみます。^^;

Trados 2011 でタグを入力するときは、Ctrl + , キーを押して、リストから選択するのですが、タグペアがある場合、最初のタグ(開始タグ:たとえば、<b>)を入力すると、もう一方のタグ(終了タグ:</b>)が半透明で表示されます。

この終了タグを挿入する方法がわからず、ずっと悩んでいました。(ま、そんな大げさなものではないけれど。)

わざわざ半透明で表示されているくらいだから何か方法があるはず、と思って調べたことはあるのですが、よくわからず、結局 Ctrl + , キーを押してリストから選択してました。-.-;

でも、先日、キーを押し間違えたおかげで気付きました!
Ctrl + . キーを押せば、リストから選択しなくても、自動的に終了タグが挿入されるのです。

,(カンマ)ではなく、.(ピリオド)だったんですね。

もしかしたら、以前調べたときに、ピリオドをカンマと見間違えて、「なんかわからんなぁ」と思ってしまったのかもしれません。(ちょうど目が悪くなりはじめた頃だったし。^^;)
なんだか情けない話ですが、とりあえず快適になりました。

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先日ちょっと慌てたので、SDLX で TermBase を使う方法について確認しておきました。

1. 新規に TermBase(TB)を作る

1) SDLX のメニューから [TermBase] をクリック。

2) [TermBase]-[New] でウィザードに従って、TB を作成。
 デフォルトで設定されているフィールドは Definition(意味)と Source(出典)です。
 デフォルトでは、Source の [Type] が [Attribute] になっていますが、[Text] にしておくと、ファイル名や日付などを自由に入力できるのでよいと思います。
 また、言語ごとにこれらのフィールドを選択できますが、邪魔にはならないので、後々のため、両方(たとえば、English/Japanese とも)にこれらのフィールドをすべて選択しておいたらよいのではないでしょうか。


2. 既存の TB を使う

・[TermBase]-[Open] でファイルを開く。

・[Add Concept] アイコンをクリックして、新しい用語を登録する。
 [English]/[Japanese] それぞれの横にある [Click here to edit] をクリックして単語を入力します。

・[Find] アイコンをクリックし、検索する用語の一部を入力して Enter キーを押すと、検索結果が表示される。
 該当する用語をダブルクリックすると、メインウィンドウに用語の詳細が表示されます。

・ウィンドウの右端にある [Layout/Fields properties] アイコンをクリックすると、表示するフィールド(Definition や Source)を選択できる。


3. Excel の用語集をインポートする

1) Excel の用語集をテキストファイル(タブ区切り、またはカンマ区切り)で保存。
 複数の用語集を 1 つの TB にマージする場合は、Source の列を追加して用語集の名前を入れておくと、元の用語集がどれかがわかります。

2) [TermBase]-[Import/Export]-[Import Wizard] を選択。

3) [Delimited text format] を選択し、インポートするファイル(上記 1 のファイル名)を指定。

4) フォーマットと区切りを選択。
 タイトル行が入っている場合は、[First row contains field names] にチェックを入れます。

5) フィールド(元ファイルの列)ごとに、[Language]、[Field type] などを選択。
 原語および訳語のフィールドであれば、該当する言語を選択し、[Field type] を [Term] にします。
 Source のフィールドであれば、[Field type] を [Text]、[Field name] を [Source] に設定します(TB の作成時に Source の [Type] を [Text] に設定した場合)。

6) 指示に従って、ウィザードを完了。

※Excel をテキストファイルで保存するときに、元のセルの中に改行やタブが入っていると、うまくインポートできません。あらかじめ、改行やタブは削除(置換)しておくことが必要です。


4. SDLX で Termbase を使う

 TB ファイルを設定し、[LookUp] を使うと、検索結果が表示されます。
 画面上では原語と訳語のみ表示されますが、用語のエリアで右クリックし、[Goto Mini Browser] を選択すると、別ウィンドウで詳細が表示されます。
 原語か訳語のどちらか一方の詳細でよい場合は、[Retrieve Detail] を選択します。

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ほぼ半年ぶりくらいで SDLX を使用しました。

結構気に入っていたはずなのですが、すっかり Trados 2011 に慣れてきたところだったので、とまどうことが多かったです。

「あ、翻訳メモリは 1 つしか選択できなかったんだ・・・」とか、
「あ、SDLX では用語ベースを使ってなかったんだ・・・」とか、
「あれ? <br> とかの | 記号も [Format Paint] でいいんだよね?!」とか。^^;

でも、一番気になったのは、確定してしまうと 100% マッチをそのまま使ったのか、修正したのか、あまりマッチしなかったのかがわからなくなってしまう点です。
これはチェックのときに不便ですね。

やはり Trados はそれなりに進化しているということでしょうか。

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先日、Trados 2014 のプロジェクト作成に関するウェビナーを聴講しました。
Trados は 2009 で大幅に仕様が変わりましたが、その新機能の最たるものがプロジェクト作成ということで、ウェビナーが開催されたようです。

仕事では作成済みのプロジェクトが送付されてくることが多いのですが、それでも何度か自分でプロジェクト作成はしています。
ただ、オプションのうち、いくつかわからないものがあり、この機会にオプションの説明を聞いておこうと思いました。

内容は豊富でしたが、とりあえず、自分が気になっていた 2 点のみメモしておきます。

・「プロジェクト用翻訳メモリ」とは

プロジェクトの作成ウィザードでは、デフォルトで [プロジェクト用TMなし] が設定されるのですが、ずっとこれが気になっていたのです(デフォルトのままでも、翻訳メモリの設定はできるので、たぶん問題ないのだろうと思いつつ...)。

「プロジェクト用翻訳メモリ」とは、プロジェクト内でマッチした翻訳メモリのみを抽出したもの(あいまい一致を含む)だそうです。つまり、Idiom のプロジェクトについてくる翻訳メモリと同じですね。
共同作業を行うときに、プロジェクト用翻訳メモリを抽出し、作業後にメインの翻訳メモリに戻せば、メインの翻訳メモリを汚さずに作業できるという考え方から来ているそうです。
Trados 2009 ではプロジェクト用翻訳メモリの作成がデフォルトになっていましたが、不評だったらしく、Trados 2011 以降はプロジェクト用TMなしで準備するのがデフォルトになったそうです。

これは実際 Idiom で経験していますから、わかりますね。
翻訳メモリは、訳語検索や定型表現の確認にも使いますから、原文との一致率が低いからといって削除してしまうと不便です。やはりデータベースは大きい方が役に立ちます。

・「完全一致」とは

一括処理の中に「完全一致」の処理があるのですが、コンテキストマッチとどう違うのか、という話です。
完全一致は、コンテキストマッチと同等の機能ですが、コンテキストマッチが翻訳メモリを参照するのに対し、完全一致は(過去に翻訳した)バイリンガルファイルを参照する点が異なります。
つまり、過去に翻訳したデータの改訂版を翻訳する場合は、一括処理で完全一致をロックしておけば、翻訳作業を限定できるという機能です。


自分が聞きたい内容を 100% やってくれるセミナーなどなかなかありませんが、自宅で聞ける無料セミナーなら、気軽に参加できていいですね。

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自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
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