場合によっては、「翻訳中」のままロックされた分節と、確定してロックされた分節が混じっていることもあるからです。
それで、ふと、翻訳完了後にもう一度ファイルの解析をすれば、「ロック済み」以外の分節がすべて100%一致になって、完了していることをもう少し確実に確認できるのでは、、、と思いました(まぁ、これも間接的な確認ではあるのですが)。
が、、、結論から言うとNGでした(^^;)。
どうしてうまくいかないのだろう、と調べてみたところ、一番多いのは型番のような英数字の羅列1つだけの分節です。こういう分節は、たとえば数字が違っていても、数字を置き換えたものが100%一致として提示されるのですが、それを確定しても新たなデータとしてTMには書き込まれないようです。そのため、ファイルの解析では、99%一致などになってしまいます。
次に多いのがタグを含む分節です。タグを含む分節はTMに書き込まれていても、ファイルの解析では99%一致とかになってしまいます。
なかなかうまくいかないものです。
やはり、翻訳カウントについても、「ロック済み」の分節を別にカウントする機能が欲しいですね。
Trados Studio 2014 では、プロジェクト フォルダが、ユーザーのホーム ディレクトリの下の Studio 2014\Projects の下に作成されます。ただし、プロジェクトを作成するときにフォルダを指定することはできます。
私の場合、プロジェクト フォルダはクライアントごとに分けたいので、毎回フォルダを指定しています。そのとき、デフォルトのフォルダが上記のフォルダではなく、前回作成したフォルダになっていたり、ずっと以前に作成したフォルダのままになっていたりします。
デフォルトが前回作成したフォルダになるのはわかりますが、ずっと以前に作成したフォルダのままになっているのがどうも気持ち悪いので、デフォルトのフォルダを設定しなおそうと思って、いろいろと調べましたが、どうやらデフォルトのフォルダを設定する機能はないようです。
SDL の公式サイトでは情報が見つからなかったのですが、ネット上で調べた結果、少し状況がわかってきたので、ちょっとまとめます。
- 基本的に、~user\Studio 2014\Projects の下にすべてのプロジェクトを置くという思想で設計されている。
- その理由は、フォルダを移動するとTrados の動作に支障がある(TM などが使えなくなったりする)ため、常に固定のフォルダに集めておくのが安全という考えであるらしい。
- デフォルトのフォルダを設定する機能はないが、プロジェクト フォルダを指定すると、次回からそのフォルダを基準にデフォルトのフォルダが設定される。
たとえば、プロジェクト フォルダとして、folder1\folder2\folder3 を指定すると、次回から folder1\folder2\project_name がデフォルトのプロジェクト フォルダになる。 - プロジェクト フォルダを指定したのに、それ以前に指定したプロジェクト フォルダを基準にデフォルトのフォルダが設定される理由は不明(バグ?)。
- クライアントごとのフォルダにプロジェクトファイルも置きたい場合は、直接置くのではなく、デフォルトのプロジェクト フォルダを使用して、そのショートカットをクライアントのフォルダに置く方法がある。
- なお、Trados Studio 2015 の Cumulative Update 3 では、プロジェクト テンプレートの設定で、デフォルトのプロジェクト フォルダを指定できるようになった(らしい)。
Trados 2015 にアップグレードすれば、クライアントごとにデフォルトのプロジェクト フォルダを設定できるようになるのかな、、、と思っていますが、まだアップグレードの予定はありません。^^;
差し替えファイルは、パッケージで来たので、別プロジェクトになるのかなと思い、ダブルクリックしたら、そのまま作業中のプロジェクトに入ってしまいました!
普段は、展開先のフォルダーを変更するのですが、フォルダーの指定ができず、「まぁ、いいか」と思って(^^;)、そのまま展開したら、作業中のプロジェクトに追加されました(差し替えではない)。それ自体は問題ないのですが、プロジェクトの設定が上書きされ、ローカルで追加した TM や Termbase、QAプロファイルなどがすべてクリアされてしまいました(泣)。
その後、少し試してみましたが、パッケージを展開するとき、同じ名前のプロジェクトがあると(少なくとも同じ名前のプロジェクトがアクティブであると)、展開先のフォルダーを指定することはできず、そのまま同じプロジェクトにファイルが追加され、設定は上書きされるようです。
同じ名前のプロジェクトをプロジェクト一覧から削除しておくと、普通に展開できました。
ちょっと、これは注意が必要かもしれません。
特にQAプロファイルは作業中に追加したり変更したりすることがあるので、差し替えのパッケージを開く前に、いったんエクスポートするのを忘れないようにしないと、泣くことになるかも。
Trados を使う翻訳作業で、作業対象外の分節がロックされている場合があります。たいていは、「確定」した上でロックされているのですが、たまに確定されないままロックされていることがあります。
確定されていれば、作業完了時にファイルのステータスが「翻訳済み」になるのですが、確定されていないと、作業が完了してもファイルのステータスは「翻訳中」のままで、本当に完了しているかどうか不安になることがあります。
というわけで、ロックされた分節がある場合の翻訳カウントの方法を調べてみました。
まず、ロックされている分節の数を調べます。
- [プロジェクト] ビューで、プロジェクトを右クリックして、[一括タスク] > [ファイルの解析] をクリックします。
- [一括処理] ウィザードが起動されます。[次へ] をクリックします。
- 解析するファイルを選択して、[次へ] をクリックします。
- 左側のツリーの [ファイルの解析] を選択します。
- 右側に表示される [ロックされている分節を個別のカテゴリとして報告する] をオンにします。
- [終了] をクリックします。
- [レポート] ビューで、作成されたレポートを表示し、「ロック済み」の分節を確認します。
あとは、通常どおり、翻訳カウントを行って(プロジェクトを右クリックして、[一括タスク] > [翻訳カウント])、「翻訳中」の分節数と、上記の「ロック済み」分節数が一致すれば OK です。
<2016.05.28.追記>
確認方法の改善をちょっと考えてみましたが、結局あまり変わりませんでした。^^;
詳細はこちら。
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とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!