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駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
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先日、翻訳していたら、spiral という単語が出てきました。
何気なく、「らせん状の」と訳してしまったのですが、ふと、これでいいのかと思いました。

というのはCDのトラックの説明だったのですが、「らせん状のトラック」というと、螺旋階段のように3次元のものを想像しますよね?!
これは、「らせん」ではなく「渦巻き」ですよね。

ちなみに、英辞郎で「spiral」を引くと、
「渦巻き状の」
という表現も出てきました。
ついでに、
「《数学》〔二次元空間の〕らせん」
というのもあるのですが、一般的には「らせん」と言えば3次元ですよね。

ちなみついでに、「デフレ・スパイラル」とかの「スパイラル」も3次元のイメージですね。

念のため、「螺旋」を大辞泉で引いてみたら、
「巻き貝の殻のようにぐるぐると巻いているもの」
とあります。やはり3次元ぽいです。

試しに類語例解辞典で「螺旋」を引いてみたら、「渦」の項で、
・渦巻き
・螺旋
・とぐろ(!)
が出てきました。

この中で、
「『螺旋』は『渦』の中心を、その平面に対して、上または下に引っ張った形のもの」
と説明されていました。(おお、なんと素晴らしい説明!)

しかし、「螺旋」の類語で「とぐろ」が出てくるとは思いませんでした!
「とぐろ」と言えば、うーっ、ちょっと文字にするのも嫌な細長い生き物ですよね。
他に使いようがないように思うのですが、実際、辞典の説明でも他の使用例はありませんでした。
ただし、
「『とぐろを巻く』は、数人で、用もないのに、ある場所にたむろしている意で用いられることもある」
と書いてありました。^o^

#類語辞典って面白い。

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修了作品の4回目の課題は速攻で返ってきました。^o^

electroform=電鋳する、という言葉が出てきて、何となく意味はわかるので、ついついそのままにしていましたが、「訳注してますか?」と指摘を受けてしまいました。^^;

確かにこれは訳注が必要です。そう思って、改めて『マグローヒル科学技術用語大辞典』を調べてみたら、
「型の上に金属を電着して,部品を成形すること.」
とあります。

・・・今度は、「電着」がわかりません。同じ辞典で調べてみたら、
「金属のイオンを含む溶液から,その金属を陰極上に析出させる電解プロセス.電気めっきと電鋳がある.」

・・・難しすぎます。-.-; しかも、電鋳に戻っています。

気を取り直して、今度は『大辞泉』で「電鋳」を調べてみたら、
「電気鋳造の略」。

・・・「なんだ、電気鋳造で良かったの?」と思いました。

電気鋳造なら訳注も必要ないかもしれません。でも、念のため、電気鋳造を調べてみました。
「電気めっきを応用して、原型と同じ形状を複製する方法。」

おっ、これです! これで良いのではないでしょうか!!

念のため、Web でも調べてみましたが、某社のHP では、
「電鋳とはJISでは(電気めっきによる金属製品の」製造、もしくは複製法とされ、・・・」
となっていました。

どうやら、これでOKのようです。しかも、業界では「電気鋳造」より「電鋳」を使うほうが多いようですので、「電鋳」のまま、上記の訳注をつけることにしました。

とりあえず、4回目も無事終了です!
(6回で終わりです。2/3まで終了!)

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修了作品を校正ソフトでチェックしていたら、「疑似」と「擬似」の表記揺れがありました。

「疑似カラー」の「疑似」なのですが、「擬似」だと思っていたのに、辞書ソフトで「疑似」となっていたのをコピーしたらしく、用語集には「疑似」と「擬似」が混在していました!-.-;

「どっちが正しいのだろう?」と、大辞泉で調べてみたら、両方並列で記載されていました。
「擬態」は手偏の「擬」なので、「擬似」だと思っていましたが、ネットの情報によると、元々は「疑似」が正しく、その後、「擬似」も使われるようになったとのことでした。

もしかしたら「擬」が常用漢字じゃないので、「疑」で代用表記したのじゃないかと思っていたのですが、「擬」も常用漢字でした。^^;

しかし、表記揺れ防止の意味もある用語集なのに、登録するときに揺らぎがあったのではいけませんねぇ。。。^^;
登録するときにも気をつけなくては。。。

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修了作品で、いくつか確認したいことがあったので、久しぶりに中央図書館に来ました。
しかし、確認できたのは1つだけでした。(;_;)

用語の確認かできたので、まぁ、良いのですが、翻訳作業で理解した内容の確認をとることはできませんでした。

まぁ、簡単に確認できるくらいなら、この本を訳す意味もないわけで、微妙なところです。

原書の参考文献を読めば確認できるのかもしれませんが、図書館にはないし、洋書は取り寄せに時間もコストもかかりますから、なかなか、そこまではできません。^^;

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GW前のお仕事は終了です。

あとは、できるだけ修了作品を進めておきたいのですが。。。
2日ほど前に、教授の嬉しいコメントで、モチベーションがアップしたばかりだというのに、すでに、パワーダウンしています。^_^;

原因の1つは、、、山場を過ぎたつもりが、Chapter 10も専門用語に苦しめられ(専門辞書にも載ってなーいっ!)、なかなか進まないこと。
そして、もう1つは、ここまで来て、表記法に迷いが生じていること。

問題はカタカナの言葉を連結するときの表記です。
たとえば、「カラーフィルター」なのか、「カラー・フィルター」なのか、「カラー フィルター」なのか、ということです。

見た目的には、半角スペースでつなぐ「カラー フィルター」が好きですが、「日本語としてどうよ?」と思ってしまいます。半角スペースって、本来、日本語には無いんじゃない?ってことです。

脱線しますが、句点や読点の代わりに、カンマやピリオドを使うこともありますが、あれも「本来、日本語じゃないでしょ」って思ってしまいます。でも、論文誌などでは、カンマとピリオドの使用が指定されていることも多いですね。
まぁ、数式を使う論文などでは、カンマのほうが相性がいいというのはわかりますが。。。

で、話を元に戻すと。。。
今回は、中点でつなぐ表記で行くことに決めてました。
ですが、たとえば「カラー・テレビ」などは、ほぼ1つの単語として認識されてますから、「カラーテレビ」の方が自然でしょう。
では、「カラープロジェクションテレビ」は?
「カラーリアプロジェクションテレビ」は?

というような疑問が出てくるわけです。

読みやすさを考えると、「カラー・リアプロジェクション・テレビ」でしょうか?
でも、そうすると、「プロジェクションテレビ」も「プロジェクション・テレビ」とするべきですよね。
そうなると、「カラーテレビ」も「カラー・テレビ」でしょうか???

基本的には、それぞれの言葉で表記揺れがなければいいようですが、読みやすさと統一感の間で、行ったり来たり、悩んでしまいます。

いっそ、すべて中点なしが良かったかしら、と思ったり。。。^^;
実際クライアントによっては、そういう表記もありますし。。。

いやいや、途中で表記法を変える方が問題ですよね。

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自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
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