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駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
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友人に勧められ、「出版禁止」を読んでみました。

後で知ったことですが、この本は叙述トリックで話題になり、読み終わったあとも謎解きが必要になるので、ネット上にもネタバレサイトが複数存在するとか。。。

個人的な趣味としては、やはりミステリーは小説の中ですべての謎解きをしてほしい、と思います。凄惨な殺人事件であっても、最後にすっきり謎が解けることで爽快感を味わい、気持ち良く本を閉じることができる、と思うのですが。。。
そういう意味で、この本は叙述トリックは面白いけれど、読後感は今ひとつでした。(もちろん、本人の解読力の問題という話も。。。)

最後の「あとがき」で、おおよその謎は解説され、仮名のアナグラムはネット上にネタバレがあるので、だいたいのことは分かるのですが、若橋がなぜそのような行動をとったのか、というところは結局すっきりしませんでした。

ついつい、いつまでも考えてしまうので、とりあえずわかったことを整理して、次の本に進もうと思います。^^;

というわけで、分かったことを以下に整理します(下の「続きはこちら」をクリック)。


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電子書籍を利用しているという話は、ずいぶん前に書いた気がするのですが、最近特によく利用しています。

電子書籍って紙の本より安いことが多いのですよね。しかも、貯めたポイントを利用できたり、割引クーポンがあったりで、利用すれば利用するほど、さらに利用するようになるという、、、まぁ、思うツボにはまっている、とも言えます。^^;

ですが、電子書籍って実体がないせいか、読んだ本が印象に残りにくい気がします。
☆4つ以上付けたくなるような本なら(って私の基準ですが)、電子書籍でもしっかりタイトルを覚えていますが、☆3つくらいの「普通に面白かった本」って、「この本買ったっけ?」てな感じで、どうも印象が薄くなりがちです。
やっぱり実体って必要なのかなぁと思う今日この頃。。。


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先日「猫には推理がよく似合う」を読んでから、深木章子氏の作品を3作読みました。
「鬼畜の家」
「衣更月家の一族」
「螺旋の底」

どれも面白かった!!というか、私の好きなタイプのミステリですね。
「猫には・・・」はのどかな雰囲気が漂っていましたが、「鬼畜の家」はちょっとおぞましい事件、そして、「螺旋の底」では舞台がヨーロッパに移りますが、どれもミステリ小説を読む醍醐味があります。ミスリードがうまい!...やられたっ!感がたまらないですね。

まだ残り3作が出ているようなので、引き続き読んでみたいと思います!

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年末年始に読もうと思って、数冊まとめ買いしたうちの一つが、「猫には推理がよく似合う」でした。

ただ、読もうとしたときには、すでに何故この本を選んだのかを全く忘れてしまい(^^;)、なんかアンテナに引っかかったんだろうな・・・と思いながら、敢えてもう一度書評やあらすじを確認することもなく、読み始めました。

最初、短いミステリー(の出だし?)が提示されるのですが、それとは全く関係のない話が始まり、どうつながるのかなぁと思っていると、言葉をしゃべる猫と主人公の二人(?)がミステリー談義を始めます。最初に提示されたプチ・ミステリーから、二人の周囲の人間を登場人物にしたミステリー小説まで、誰が犯人かという議論が繰り広げられます。このあたりの推理合戦(?)がなかなか面白いのですが、これはもしかしてメタミステリーなのか?!と思っていると、突然本当に事件が起き、さらに意外な展開が起きる、という話。。。って、なるべくネタばれしないように書くと、ほとんど伝わらない気がしますが(^^;)、とにかく面白かったです。

というわけで、しばらく深木 章子氏の小説を、デビュー作から読んでいこうと思っています。

#でも、明朝から仕事だ。。。

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久しぶりに会った友人に勧められて読みました。
秋吉理香子氏の名前に覚えはなかったのですが、ブクログの記録を見てみたら、前に「自殺予定日」を読んでいました。

「自殺予定日」は、設定が深刻なわりに、青春ミステリーのような爽やかさで話が進み、最後に何となく感じていたオチが現実になるという展開で、うーん、悪くはないけど、他の作品を読みたいと思うほどではありませんでした。

でも、この「暗黒女子」は、めっちゃ面白かったです。
一人ずつ創作した小説(事件をベースにした小説)を朗読していく形で話が進むのですが、それぞれの話が互いに矛盾していて、だれがどこで嘘をついているのか、真実は何なのか、どんどんわからなくなっていきます。そして、最後に予想外の展開が起きるという。。。

まぁ、カンのいい人にとっては予想外でもない展開なのかもしれませんが、それでも、話が進むにつれて、登場人物の印象がどんどん変わっていき、どの姿が本当なのかがわからなくなるという翻弄感、「だまされ」感、「やられた~っ」感が、とても気持ちいいです。^^;

こういう本を勧めてくれた友人に感謝!

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明風
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非公開
自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
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