忍者ブログ
Admin / Write / Res
駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6
図書館員や古書店店主が事件を解決するミステリーというのが、ちょっとブーム(?)だったりしましたが、この本はどちらかというとメタ・ミステリーです。古書店に集まるメンバーが日常のささやかな謎を解くのですが、謎解きよりもむしろ、その話の中に出てくるミステリー本の話が面白いと思います。

ミステリー本の話が出てくるとなると、ネタバレが心配とか、マニアック過ぎてわからないとか、不安な要素もありますが、この本はちょうど読書心をくすぐる感じで、とてもいいです。というか、読みたい本や読み直したい本がたくさん出てきて、困るくらいです。^o^

ミステリーはたくさん読むのですが、結構ネタを忘れてしまうんですね。ときどき、本の整理をしていて、「この本、どんな内容だっけ?」とページをめくってみたら、読み進むうちに、「そうだ、そうだ。そんな展開だった。」と思い出すのですが、結末までは思い出せず、結局最後まで読み直してしまった、などということは多々あります。^^;
何度でも楽しめるので、ある意味、経済的?
でも、読み直したい本がどこにあるのか探すのが大変です。

この本はまだ半分くらいしか読んでいないのですが、既に読み直したくなった本が10冊くらいは出てきたでしょうか。さすがに「十角館の殺人」などはネタまでしっかり覚えていますが、面白かったことは覚えているけれど、どんなどんでん返しだったか、思い出せないものがたくさんあるということです。
さて、まずは本を探しだせるのか、それとも図書館に行ったほうが早いか、、、、ですね。

拍手[0回]

PR
今朝の新聞にミステリー作家の吉村達也氏の訃報が載っていました。。。

吉村達也氏は結構思い入れのあった作家なので、ショックでした。

私が吉村達也氏の名前を知ったのは、なんとオフコースのファンクラブがきっかけです。ファンクラブの会報誌にショートショートが連載されていたのです。結構そのショートショートがお気に入りだったのですが、実は、それよりも前に吉村氏の文章には触れていたのです。
 

それは、「Kの悲劇」というミステリーで、「Killed K knew the key」という副題が付いていました。かなり分厚い本だったと思うのですが、面白くて一気に読んだと思います。当時は、杠葉啓というペンネームで書かれていたのですが、次の作品が出ないかなと探していたのに見つからず、ほぼ忘れかけていたときでした。

たしか、オフコースの解散が決まり、最終号となったファンクラブ誌に、吉村達也氏の紹介が載ったのです。それを読んでびっくり! 以前私が探していた「杠葉啓」という作家は、吉村氏のペンネームだったことがわかったのです。

それ以来、吉村氏の本を探し回りました。最初はほとんど無かったのですが、ある時期から、びっくりするくらい次々に出版されるようになりました。さらに後でわかったことですが、吉村氏が作家として独立したのは、オフコースの解散した年と同じ頃で、私が必死に本を探していたころは、まだ本格的に作家としてデビューしていなかったらしいのです。なんだか、不思議な気がしました。

それにしても、60歳で逝ってしまうとは。。。

拍手[1回]

休憩中です。

この本、意外と面白かったですね。
東野圭吾は、「白夜行」のように読み応えのあるものとか、「分身」のようにアイデンティティを扱った作品が好きで、ときどきある軽いタイプの本はあまり好きではないです。この小説は、読み始めたとき、「あら、割と軽い感じの本?」と思ったのですが、読み進むうちに、視点が変わったり、伏線が明らかになってきたりして、読み口は軽いけれど、意外と読み応えがある気がしました。

もうすぐ次の新刊も出るみたいですね。(あ、もう出たのかな?) 次も楽しみです!

拍手[0回]

ミステリー短編集。ミステリーといっても本格推理とかではなく、何故この人はそんな行動をしたのか、というところが謎のミステリー。表題作は08年の日本推理作家協会賞短編部門賞を受賞したとか。
個人的には最初の「迷走」が好きですね。はらはら、どきどきの展開の末に、あっという謎の氷解。まさに予想外の上に、心あたたまる話です。

拍手[0回]

書店で見かけるたびに買おうかどうしようかと悩んでいた本をついに買ってしまいました。
文庫本なので、悩むくらいならさっさと買えばいいのですが、最初に見かけたときに、この本と「おさがしの本は」(門井慶喜)が並べておいてあって、どちらも図書館員だの古書店の店員だのが、本にまつわる事件を解くというようなストーリーだったので、「似たり寄ったり?」というイメージがあって、とりあえず「おさがしの本は」だけを買ったのでした。

「ビブリア古書堂の事件手帖」は、ティーンズ向けのような装丁と、「ビブリア」というおよそ古書堂に似合わないネーミングに引いたという感じだったのですが、実際に読んでみたら結構面白かったですね。古書堂のネーミングもちゃんと意味があったというか、店主に合っていたんですね。ふだんの店主の人見知りぶりが極端すぎますが、ほんわかとした謎解きの面白さが味わえました。

拍手[0回]

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3
6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[04/24 Mossberg Shotguns]
[03/24 dab woods]
[02/03 tv.zfilm-hd.biz]
[12/20 situs judi online]
[07/22 明風]
プロフィール
HN:
明風
性別:
非公開
自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
バーコード
ブログ内検索
P R
フリーエリア
Copyright ©   明風堂ブログ All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  *Photo by Kun  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]