忍者ブログ
Admin / Write / Res
駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
[7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17
先日、Trados 2014 のプロジェクト作成に関するウェビナーを聴講しました。
Trados は 2009 で大幅に仕様が変わりましたが、その新機能の最たるものがプロジェクト作成ということで、ウェビナーが開催されたようです。

仕事では作成済みのプロジェクトが送付されてくることが多いのですが、それでも何度か自分でプロジェクト作成はしています。
ただ、オプションのうち、いくつかわからないものがあり、この機会にオプションの説明を聞いておこうと思いました。

内容は豊富でしたが、とりあえず、自分が気になっていた 2 点のみメモしておきます。

・「プロジェクト用翻訳メモリ」とは

プロジェクトの作成ウィザードでは、デフォルトで [プロジェクト用TMなし] が設定されるのですが、ずっとこれが気になっていたのです(デフォルトのままでも、翻訳メモリの設定はできるので、たぶん問題ないのだろうと思いつつ...)。

「プロジェクト用翻訳メモリ」とは、プロジェクト内でマッチした翻訳メモリのみを抽出したもの(あいまい一致を含む)だそうです。つまり、Idiom のプロジェクトについてくる翻訳メモリと同じですね。
共同作業を行うときに、プロジェクト用翻訳メモリを抽出し、作業後にメインの翻訳メモリに戻せば、メインの翻訳メモリを汚さずに作業できるという考え方から来ているそうです。
Trados 2009 ではプロジェクト用翻訳メモリの作成がデフォルトになっていましたが、不評だったらしく、Trados 2011 以降はプロジェクト用TMなしで準備するのがデフォルトになったそうです。

これは実際 Idiom で経験していますから、わかりますね。
翻訳メモリは、訳語検索や定型表現の確認にも使いますから、原文との一致率が低いからといって削除してしまうと不便です。やはりデータベースは大きい方が役に立ちます。

・「完全一致」とは

一括処理の中に「完全一致」の処理があるのですが、コンテキストマッチとどう違うのか、という話です。
完全一致は、コンテキストマッチと同等の機能ですが、コンテキストマッチが翻訳メモリを参照するのに対し、完全一致は(過去に翻訳した)バイリンガルファイルを参照する点が異なります。
つまり、過去に翻訳したデータの改訂版を翻訳する場合は、一括処理で完全一致をロックしておけば、翻訳作業を限定できるという機能です。


自分が聞きたい内容を 100% やってくれるセミナーなどなかなかありませんが、自宅で聞ける無料セミナーなら、気軽に参加できていいですね。

拍手[0回]

PR
先日、久しぶりに TagEditor を使用したのですが、QAcheck をかけたら、

(-2146233088): An error occured during the QA check.

というエラーメッセージが出て検証できませんでした。
正規表現をオフにすると、検証できるのですが、それでは表記チェックができません。。。

とりあえず、秀丸マクロで表記チェックして納品したのですが、そういえば、以前もこのクライアントのファイルは QAcheck できなかったのです。

落ち着いてから、ちょっと調べてみました。
が、、、結論からいうと、原因はわからないままです。^_^;

まず、このクライアント用に作成した正規表現のリストに問題があるのか、それともクライアントのバイリンガルファイルに問題があるのか、、、と考えました。
普通に考えれば、正規表現に誤りがあると思うのですが、このクライアント(A 社)と別の会社(B 社)のファイルを使って試したところ、次のような結果でした。

・A 社用の QA プロファイルを使って A 社用のバイリンガルファイルをチェック:エラー
・B 社用の QA プロファイルを使って B 社用のバイリンガルファイルをチェック:問題なし
・B 社用の QA プロファイルを使って A 社用のバイリンガルファイルをチェック:エラー
・A 社用の QA プロファイルを使って B 社用のバイリンガルファイルをチェック:問題なし

・・・ということは、バイリンガルファイルのほうに問題があるのでしょうか。

エラー番号でググってみたら、SDL のサイトにこのエラーが載っていました(参照URL)。

症状:
In TagEditor, when you perform a QA check on a .ttx file that has Catalan or Bulgarian either as source or target language, a generic QA check error message is displayed, for example, (-2146233088): An error occured during the QA check.

いやいや、カタロニア語もブルガリア語も使ってないと思いますが。。。

でも、念のため、numbers check をオフにして、対処してみました。が、状況は変わりません。

さらにググってみたら、次の情報もありました(参照URL)。

症状:
When you perform a QA check in TagEditor on a TTX file, you may get the following error message:
(-2146233088): An error occured during the QA check.

説明:
This error may appear when you have selected the option Check for unintentional spaces before the following end punctuation characters, but you have deleted all the punctuation signs available in the field next to this option.

いやいや、そのチェックボックス、オンにしてませんし。。。

でも、念のため、いったんオンにしてから、オフに設定しなおしてみました。が、状況は変わりません。

同様に、フィールド入力が必要なオプションをオンにしていないか確認してみましたが、該当するものはありません。

正規表現をいろいろ変えてみて、[\x01-\x7f] となっているところを、[\x01-\x30\x32-\x7f] として、\x31(つまり、「1」)を省くと、なぜかうまくいきましたが、もちろん \x31 が悪いとは思えず、実際、この表現の直前の式を変更すると、\x31 は問題なくなる代わりに、別のコードでおかしくなるといった様子でした。

証拠はないのですが、なにかしら別のエラーがあって、たまたま正規表現を変えると、エラーの出方が変わっている感じです。

うぅ、、、疲れました。ギブアップです。
TagEditor の仕事は最近減っているし、もう来ないといいのですが。。。

拍手[0回]

最近、ほんとうに Trados 2011 の仕事が増えてきました。

とりあえず基本的な使い方だけ覚えてやってきましたが、使うたびに「うーん、もうちょっと使い方を覚えれば、きっといい方法があるはずなのに…」と思いながら、いったん仕事に入ると、なかなかツールの使用法を調べる暇もないままでした。

今日は暇ができたので、ちょっとした使い方を調べておきました。
ショートカットキーの確認がメインだったのですが、それ以外に気になっていたのが、最近使い始めた MultiTerm です。

MultiTerm で用語ベースを作ると、Trados 2011 が自動で用語を検索してくれるのですが、手動検索の方法がわからず、困っていたのです。つまり、用語ベース ビューに表示されている用語の検索方法です。
カーソルの上/下キーや、上/下アイコンのクリックで、表示する用語や表示範囲を変更できることはわかっていましたが、これではなかなか目当ての場所に移動できず。。。^^;

というわけで、簡単な検索方法は、、、

・用語ベース ビュー内の用語リストの任意の場所をクリックして、文字を直接入力する!

でした。
なんと、目的の場所に一気に移動できるのでした。

あと、辞書をパラパラとめくる感じで検索したいときは、、、

・任意の用語をクリックした後、マウスのホイールをスクロールする!

でした。

わかってみれば、簡単なことなんですけどね。(初心者ですから。^^;)

参考URL:用語ベース ビュー ウィンドウ

拍手[2回]

Trados 2011 で、全分節が翻訳済なのにファイルステータスが翻訳中になるという件ですが、何のことはない、[一括タスク] - [翻訳カウント] を実行してカウントし直せば直りました。
(なーんだ。。。^_^;)

最初にカウントした値をもとに、保存時に、値を増減していくので、どこかで間違ったらそのまま間違った値を引きずってしまうようです。
でも、どうして間違うのでしょうねぇ。。。
Integer ではなく Float で加算しているのでしょうか?!

ワード数の最大値って決められないでしょうから、Float を使う可能性はあるでしょうけれど、それにしても 1 ファイルは高々 1 万ワードくらいだったと思うので、誤差が 5 くらいになるって大きすぎると思うのですが。

#まぁ、対処方法がわかったので、とりあえず、すっきり。

拍手[1回]

Trados 2011 のファイルステータス問題。
新たな発見がありました。^^;

全分節が翻訳済なのに、
未翻訳の文字数が 25、(←ここまでは同じ)
翻訳中の文字数が -25!

どういうこっちゃ~。^_^;

ちょっと調べてみましたが、よくわかりません。
自分で Trados に取り込んだファイルでは今のところ起きていないので、
もしかしたら、送られてきた翻訳パッケージに問題が???
でも、翻訳作業に従って、Trados 内で計算されているはずの数値ですからねぇ。。。
翻訳パッケージの問題とも考えにくいのですが。

拍手[0回]

カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
最新コメント
[03/31 ハルリン]
[12/16 明風]
[07/22 明風]
[07/22 明風]
[01/25 文字起こし]
プロフィール
HN:
明風
性別:
非公開
自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者AdMax
フリーエリア
Copyright ©   明風堂ブログ All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  *Photo by Kun  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]