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駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
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久しぶりに修了作品Ⅱの作業をしました。

次回の課題提出が近づいてきているので、少し前に訳した文章を読み直していたのですが、専門用語の訳で気になるところがあったので、調べ直してみたら、あら? 前回調査してもわからなかったことが簡単にわかってしまいました。
うーん、同じようにWebで検索したはずなのに、キーワードが違ったのでしょうか。不思議です。

ついでに、以前に書いた「フルーツフライ」の問題も調べ直してみたら、あら? 「ハエには偏光を検知する能力がある」って出てきました。
うーん、前回調べたときは、一般的に「ハエ」と言っていいかどうか、どうにもわからなかったのに、、、不思議です。

まぁ、たぶんそうだろうとは思っていたのですが、はっきりわかってみると、「もっと早く判断できたのでは?」と思えてきました。
というのは、そもそも、特殊なハエに限定の能力だったら、「fluit fly」などという俗称ではなく、学名を使うと思うのですよね。
「fruit fly」と書いたのは、「ほら、フルーツにたかっている、あのハエ!」ということだと思うのですよ。
そういう判断もできないといけないのかなぁ、とちょっと思いました。

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fruit fly って知ってます?

『日外科学技術辞典』で引くと、
  1. フルーツフライ
  2. ショウジョウバエ
  3. ミバエ
と出てきます。(うっ、、、こんなにたくさん。。。^^;)

『マグローヒル科学技術用語大辞典』で引くと、「フルーツフライ」が出てくるのですが、その内容は、
  1.ミバエのような果実の害虫である小昆虫.
  2.ショウジョウバエの別名.
と出てきます。

つまり、fruit flyは、ミバエかショウジョウバエのことで、そのどちらかを曖昧に指すのが「フルーツフライ」のようです。

しかし、「ショウジョウバエ」はよく聞く名前だし、「ミバエ」も何となくわかる気がしますが、「フルーツフライ」はいきなり出てきたら、ちょっととまどう名前ですよね。
できれば、「ショウジョウバエ」か「ミバエ」のどちらかで訳したい、、、です。

でも、どっちなのか、わかりませんっ!!
ミツバチみたいに偏光を感知できる昆虫の例として出て来るのですが、ショウジョウバエなのか、ミバエなのか、あるいは、どっちでもいいのか、、、今のところ、わからないのです。

仕方がないので、とりあえず「フルーツフライ」にしました。-.-;

fruit flyというのは、要するに、果物に寄ってくるところからついた俗称のようで、ショウジョウバエには、他にも、banana-flyとかvinegar-flyという俗称もあるようです。
そんな理由なので、同じ「フルーツフライ」という名前だからといって、生物学的特徴が同じかどうかは全く関係なさそうですね。

そう考えていくと、「フルーツフライ」という訳は、「ショウジョウバエかミバエかわからない。どっちかに決めつけて訳すこともできない」と困った翻訳者が、仕方なく、そのまま「フルーツフライ」と訳した、、、、と考えてしまうのは私だけでしょうか。^_^;

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修了作品Ⅱで訳すときは、基本的に常用漢字のみを使うことにしています。(というか、一般的にそういうもののようですが)
専門用語などで常用漢字以外の漢字を使いたいときはルビをふるのですが、それ以外はひらがなにします。

このところ、ちょっと悩んでいたのが「頃」です。「1900年頃」とかで使う「頃」なのですが、校正チェックで「常用漢字外」と出て、「え、こんな漢字が?!」と思いました。でも、手元にあった同じジャンルの本を見たら、ひらがなになっていたので、「あ~、ひらがなにするんだ~」と思って直しました。
しかし、「1900年ごろ」はいいとして、「1900年ごろ~1950年ごろ」とか書くと、やっぱり見た目が変でしょう。でも、「頃」にルビ付けて使うのもどうかと思って、もう一度調べてみたら、あら?「頃」って常用漢字じゃん?!

どういうことだろうと思って調べてみたら、「頃」は2010年の改訂で常用漢字に追加されたようです。私が校正チェックソフトを導入したのは2009年で、改訂前の条件でチェックしていたんですね。^^;
さらに調べたところ、改訂に対応したアップデートモジュールが出ていました。^_^;

というわけで、無事(?)、「頃」が使えることになりました。(いえ、最初から使えるはずだったんですけどね)
ちなみに、「貼る」も同様に常用漢字に追加されてました。

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あけましておめでとうございます

今年のお正月は特に予定もなく、のほほんと過ごしていました。

修了作品をちょこちょこと訳してみたりしていますが、文体がこれでいいのかと少々悩み始めました。
「である」体で書くことに決めていたのですが、妙に堅苦しい気がしたり、言い回しがどうにも思い浮かばなかったりして、「です、ます」体の方が良かったかなぁ、などと考えてます。途中で変えるのは大変なので、変えるなら早めに変えなければならないのですが、、、。

フィクションやノンフィクションの講座をやっていた頃は、「です、ます」体は難しい、「である」体のほうが断然書きやすいと思っていたのですが、仕事ではほとんど「です、ます」体を使うせいで、感覚が逆になってしまったのでしょうか?
とりあえず、1章を終わるまでに、方針を確定しなければ。

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機械などで、余裕を持たせるという意味で、「遊びがある」などと言いますよね。この場合の「遊び」を英訳すると、どうなるのでしょう?
ある文献を調べていたら、この「遊び」を「play」と訳していました。かなり信頼度の高い文献なのですが、「これは誤訳じゃない?」と思ってしまいました。

ところが!!
これは全く私の無知でした。ランダムハウス英和大辞典で play を調べてみたところ、「(機械部品などの)稼働空間, 余裕(slack);(ハンドルなどの)遊び」とありました! 例文として、
「His car's steering wheel has very little play. (彼の車のハンドルには遊びがほとんどない。)」
が挙げられていました。 
英辞郎で見ても、
「(動く者同士やロープなどの)遊び、ゆるみ」
というのがあります。

この「遊び」も「play」なんですね。
英語圏でも日本語圏でも、この「遊び」のイメージ(というか語源?)は同じなんですね。

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明風
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非公開
自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
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