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駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
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ちょっと暇になりました。
というか、めっちゃ暇です。^^;

結構まとまった仕事がもらえるということで、予定を空けておいたのですが、なしのつぶてです。(T0T)
別の仕事の打診もあったのですが、先の打診に予定を空けておくと回答してしまった直後だったので、断ってしまいました。
こんなことなら、、、と思わずにはいられません。

とはいえ、「やっぱり暇になりました」というのも、なんか癪だし(←つまらない、見栄?! ^^;)、たまには暇を楽しむことにしました。
そう、いつぞやの開店休業状態と違い、今回は、閉店状態なので、「いつ次の仕事が来るか」と構えながらの暇ではなく、完全な暇です。^o^

というわけで、何冊か本を読んでみました。


まず、井上夢人の「魔法使いの弟子たち」。

これは予想以上に面白かったです。
手に取ったときは、ミステリというよりSF?! ちょっと設定が非現実的すぎる?! と、少し心配しながら読み始めましたが、突拍子のない設定も、ものすごくリアルに感じられるというか、読み進むうちにどんどん小説の世界に引き込まれて、一気に読んでしまいました。
最後の「オチ」は一瞬、「えっ?!」と思いましたが、本を閉じた後に、その後の展開が頭の中に浮かんできて、、、この終わり方は正解かも(←なんか偉そうですが。^^;)と思いました。


もう一つ面白かったのが、中山七里の「贖罪の奏鳴曲」。

中山七里氏に関しては、「さよならドビュッシー」で感激したものの、その後、別の作品を読む機会がなぜかありませんでした。
「さよならドビュッシー」では音楽の世界が前面に描かれていましたが、「贖罪の奏鳴曲」は特に音楽に焦点をあてた作品ではありません。
悪辣な弁護士がでてくるのですが、この人は何を考えているのか、どうしてこうなったのか、、、軌跡をたどると、余計に謎が深まるというあたりが面白いですね。

それと、この本でもう一つ面白い点は、活字だからこそ面白いストーリーになっている点ですね。
あくまで個人の趣味ですが、私は「活字でないと成立しない小説」というのが好きです(典型的なのは「十角館の殺人」とかですね)。
「贖罪の奏鳴曲」は、ある意味、活字でないと成立しない小説になっています。もちろん、どういう視点でどこに重点をおいて映像化するかによって、必ずしも映像化できないわけではありませんが、活字だからこそ、あっと言わせることができるのは間違いないです。
登場人物の弁護士も、調書という活字を読んで、違和感を感じ、、、という設定ですから。

あまり書くとネタバレになるので、この辺で。^^;



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自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
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