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駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
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久しぶりに、面白い本に出会いました。

中町 信という作家は、今まで知らなかったのですが、先日、本屋で中町 信氏の『模倣の殺意』を買いました。
本屋さんのポップで、推理マニアの心をくすぐるような宣伝があって、「よーし、トリックを見破ってやる!(いや、たぶん間違いなく騙されるけど^^;)」と、買ってしまったのです。

予想どおり、トリックは見破れませんでしたが、今ひとつ、「やられたー!」という快感はありませんでした。^_^;
とはいえ、これはかなり厳しめの評価で、☆ 3 つは付けられる面白さでした(私は☆ 4 つはめったに付けません)。

というわけで、同じ著者の本を買ってみました。
それが『天啓の殺意』です。

『模倣の殺意』と同じく、叙述トリックといわれるものですが、こちらの方が断然面白かったです!
どちらが面白いかというのは、個人の好みで分かれるところとは思いますが、私は『天啓・・』にはまりましたね。

トリックのカギは見当がついたものの、それをどう考えればよいのかわからず、最後にわかったときは、本当に「やられたーっ!!」という感じでしたね。
久々の☆ 4 つです。
あくまで、私の好みですが。。。

さらに、もう 1 冊、読んでみます。^o^

※最初にアップしたとき、著者名を誤って「中野信」と書いていました。 失礼しました。

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先日読んだ「蒼林堂古書店へようこそ」から、気になった本をまずは一冊、読んでみました。
今邑彩は比較的最近はまって読み始めているのですが、「ブラディ・ローズ」はまだ読んでいませんでした。

設定は、まさしくヒッチコックの映画「レベッカ」にそっくり。ある館に後妻として入るのですが、事故で亡くなった前妻の部屋はそのまま残されており、まるで今も生きているかのよう。そして、前妻のこととなると熱く語り出す義妹や家政婦。。。

もちろん、設定は「レベッカ」のままではありません。一ひねりしてあります。
読みだしたらとまらない、ドキドキのミステリーです。

#やっぱ、今邑彩は面白いなぁ。

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図書館員や古書店店主が事件を解決するミステリーというのが、ちょっとブーム(?)だったりしましたが、この本はどちらかというとメタ・ミステリーです。古書店に集まるメンバーが日常のささやかな謎を解くのですが、謎解きよりもむしろ、その話の中に出てくるミステリー本の話が面白いと思います。

ミステリー本の話が出てくるとなると、ネタバレが心配とか、マニアック過ぎてわからないとか、不安な要素もありますが、この本はちょうど読書心をくすぐる感じで、とてもいいです。というか、読みたい本や読み直したい本がたくさん出てきて、困るくらいです。^o^

ミステリーはたくさん読むのですが、結構ネタを忘れてしまうんですね。ときどき、本の整理をしていて、「この本、どんな内容だっけ?」とページをめくってみたら、読み進むうちに、「そうだ、そうだ。そんな展開だった。」と思い出すのですが、結末までは思い出せず、結局最後まで読み直してしまった、などということは多々あります。^^;
何度でも楽しめるので、ある意味、経済的?
でも、読み直したい本がどこにあるのか探すのが大変です。

この本はまだ半分くらいしか読んでいないのですが、既に読み直したくなった本が10冊くらいは出てきたでしょうか。さすがに「十角館の殺人」などはネタまでしっかり覚えていますが、面白かったことは覚えているけれど、どんなどんでん返しだったか、思い出せないものがたくさんあるということです。
さて、まずは本を探しだせるのか、それとも図書館に行ったほうが早いか、、、、ですね。

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今朝の新聞にミステリー作家の吉村達也氏の訃報が載っていました。。。

吉村達也氏は結構思い入れのあった作家なので、ショックでした。

私が吉村達也氏の名前を知ったのは、なんとオフコースのファンクラブがきっかけです。ファンクラブの会報誌にショートショートが連載されていたのです。結構そのショートショートがお気に入りだったのですが、実は、それよりも前に吉村氏の文章には触れていたのです。
 

それは、「Kの悲劇」というミステリーで、「Killed K knew the key」という副題が付いていました。かなり分厚い本だったと思うのですが、面白くて一気に読んだと思います。当時は、杠葉啓というペンネームで書かれていたのですが、次の作品が出ないかなと探していたのに見つからず、ほぼ忘れかけていたときでした。

たしか、オフコースの解散が決まり、最終号となったファンクラブ誌に、吉村達也氏の紹介が載ったのです。それを読んでびっくり! 以前私が探していた「杠葉啓」という作家は、吉村氏のペンネームだったことがわかったのです。

それ以来、吉村氏の本を探し回りました。最初はほとんど無かったのですが、ある時期から、びっくりするくらい次々に出版されるようになりました。さらに後でわかったことですが、吉村氏が作家として独立したのは、オフコースの解散した年と同じ頃で、私が必死に本を探していたころは、まだ本格的に作家としてデビューしていなかったらしいのです。なんだか、不思議な気がしました。

それにしても、60歳で逝ってしまうとは。。。

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休憩中です。

この本、意外と面白かったですね。
東野圭吾は、「白夜行」のように読み応えのあるものとか、「分身」のようにアイデンティティを扱った作品が好きで、ときどきある軽いタイプの本はあまり好きではないです。この小説は、読み始めたとき、「あら、割と軽い感じの本?」と思ったのですが、読み進むうちに、視点が変わったり、伏線が明らかになってきたりして、読み口は軽いけれど、意外と読み応えがある気がしました。

もうすぐ次の新刊も出るみたいですね。(あ、もう出たのかな?) 次も楽しみです!

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自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
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