先日、ATOK を導入しました。
翻訳の効率アップについてちょっと調べていて、いろんな方のサイトなどを参考にさせていただいたのですが、やっぱり ATOK は入れるべきかな、と思いました。
(知っている方にとっては、当たり前な情報だと思いますが。^^;)
もちろん ATOK の存在は知っていましたが、根がケチな性分なので、ただで使えるものがあるのに、わざわざ買うなんてと思っておりました。^^;
でも、思い出したのです。以前、漢字の変換ミスに気づいたときに、再変換しようとして、「あれ? 再変換機能ってなかったっけ?」と思ったり、「昔は学習機能で、直前に使ったフレーズがすぐに変換候補に出てこなかったっけ?」と思ったり・・・。
そういえば、再変換機能が使えたのは、むかーし、ATOK (というか、一太郎) を使っていたときではなかったか、と思い当たりました。そう、会社の標準ワープロソフトが Word に決定される前、いろんなワープロソフトが混在していた時代、、、というか、まだ Windows でもなかった時代 (^_^;)のことです。
というわけで、思い切って、ATOK を導入しました。^o^
まだ、使い方に慣れていないですが、予測変換が早いだけでも助かります。
ところで、問題はこの後です。
ATOK を導入してから Word を終了するたびに、「MultiTerm9.dotm を保存しますか」というメッセージが出るのです。
MultiTerm9.dotm というのは、Trados の Word アドインです。タイミング的に ATOK が怪しいと思いつつ、どうしたら良いのかがわかりません。ちなみに、MultiTerm のアドインを削除すると、今度は「Trados8.dotm を保存しますか」メッセージが出るようになります。Trados の Word アドインを全部削除すると、出なくなります。
気持ち悪いなぁ、と思って、ネットで情報を検索していたら、あずるさんのサイト (「翻訳修行中ー試行錯誤の日々ー」)にたどり着きました。
「おお! やっぱり ATOK!」
というわけで、ATOK 拡張ツールを削除し、おかげさまで、無事問題解決しました。
こういうとき、ネットの情報ってありがたいですね。
あずるさんに、感謝、感謝!
仕事では xml ファイルを翻訳することが多いので、元の xml ファイルから不要なタグなどを削除して、これを PC-Transer の入力としているのですが、xml 上ではピリオドなしの文があるため、そのまま読み込むと PC-Transer では次の文章とくっついてしまいます。
「1行1文読み込み」のスクリプトを使えば、ピリオドのあるなしに関係なく、改行で分割されるのですが、逆に、改行までに複数の文章があるときに、分割されず、使いにくいという問題があります。
両者のいいとこ取りをしたいと思って、マニュアルを読んでみたところ、原文を読み込むときの制御コードが用意されていました! (ヘルプを探しても見つからなかったのですが、紙のマニュアルにありました。)
・文の強制分割は \|
・文の分割抑制は \_
(\ はYenマークなのですが、環境によってはバックスラッシュで表示されるかもしれません…)
改行部分に、「\|」というコードを入れておけば、原文を読み込むときに、ピリオドなどの文の終わりを示す文字とともに、改行でも文が分割されます。
というわけで、原文 xml ファイルから不要なタグなどを削除し、上記の制御コードを追加する秀丸マクロを作成しました。
これで、原文読み込みの問題は解決です!
もう一つ、便利な原文編集は(厳密には編集じゃないですが)、一括フレーズ指定です。
必要なタグは残しているのですが、そのままでは文の構造が正しく認識されないので、
<tag>タグ内のフレーズ</tag>
の全体をフレーズ指定するのですが、1 つずつ指定するのが面倒と思っていたところ、一括フレーズ指定で、正規表現が指定できました。つまり、
<tag>.*</tab>
を指定して、「名詞句」や「翻訳しない」に設定しておけば、文書内のすべての<tag>タグが一度に設定できます。
いろいろなタグがあるので、これもマクロで設定できれば嬉しいのですが、残念ながら、「翻訳しない」以外は原文編集ではできないようです。
この作業は、ときどきやるだけなら何ということもない作業ですが、場合によってはとても面倒に感じられます。一度に 2 つのフレーズをコピーしておいて、そのあと、まとめてペーストできないものか、、、と思っていました。
きっと何かツールがあるはず、探してみよう、、、と思っていたのですが。。。
あら? そういえば、去年受講した「翻訳者のためのテキスト処理入門」で、何かクリップボード関係のフリーソフトを教えてもらったような?!
、、、と思い出しました。
そう、クリップアウト2000 というフリーソフトです。
久しぶりに起動してみたら、いろいろと使えそうです。
講座で使ったあと、ずっと利用していればいいようなものですが、単に勉強するだけだと、せっかくの便利ツールもあまり必要に感じられなかったりして、「そのうち使えるかも」と思いながら放置していることがあります。^^;
最近になって、講義メモを読み返して、調べなおすことが結構あります。
このあたりの講座、当初思った以上に、役立っているかも!!
csv から xls(x) への変換で失敗するのは、行数の多いファイルのようです。
65535 行 を超えるファイルの場合、xls ではサポートされていないので、変換に失敗します。
xlsx であれば、変換できるのですが、保存した後に再度開こうとすると、ファイルが壊れているというメッセージが出ます。復元を選択すると、開きますが、その際、XML パーツを削除したというメッセージが出ます。その後は問題なく開くのですが、何を削除されたかがよくわからず、心配になるというわけです。
前回問題になったファイルでは「計算プロパティ」に関する XML パーツが 2 つ以上あるために削除されたようです。「計算プロパティ」?! データの中に計算式と解釈されたところがあるのでしょうか? そうだとしても、プロパティ…?!
いずれにしても、csv ファイルのまま秀丸マクロで検索する方が早いので、Excel への変換を検討するのはやめることにしました。^^;
先日、また用語集ではまってしまいました。
クライアントから渡された用語集が複数あるのですが、1つずつ開いて検索するのは大変なので、エクスプローラーの検索機能で、フォルダ内の用語集をすべて検索するようにしていたのですが、この方法だとヒットしないことがあるのですよね。
以前失敗してわかっていたはずなのですが、久々にこれにはまってしまいました。^^;
このところ、複数の用語集を検索することが少なかったもので、うっかり不確実な方法で検索してしまいました。
しかし、、、いくつもある用語集を一度に検索する方法はないのでしょうか?
ExcelGrep.xls というフリーのソフト(マクロ)を見つけ、これを使えばフォルダ内のすべての Excel ファイルを検索できることはわかったのですが、csv ファイルが検索できないんですよね。
マクロのコードを修正して、csv ファイルを検索するようにしたつもりが、うまく動作せず。。。
仕方がないので、秀丸マクロでフォルダ内の全 csv ファイルを検索するようにしました。
ただ、渡される用語集は Excel ファイルだったり、csv ファイルだったりするので、2回は検索が必要です。
どちらかのフォーマットに統一するよう、変換しておいた方がいいのですが、これがまた悩みどころです。
データの中に ", " (カンマ) が混じっている可能性があるので、csv ファイルに統一するのは難しいと判断したのですが、なぜか csv から xls(x) への変換でも失敗するファイルがあるのです。復元すると開くのですが、なんとなく気もち悪いので、変換したファイルを "正" として扱う気がしません。
うーん。。。
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とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!