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駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
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森バジル氏の本で最初に読んだのは「探偵小石は恋しない」。これがとても面白くて(ただ感想はすべてネタバレになってしまいそうなのでブログでは取り上げませんでした。^^;)、この作者の本はほかに何があるのだろうと思って調べたら、松本清張賞を取っていることがわかり、では受賞作を読んでみようと手に取ったのがこの本です。

構成が変わっていて、第一章が推理小説、第二章が青春小説、第三章が科学小説、第四章が幻想小説、第五章が恋愛小説で、すべて読み通すと、読者だけがすべてを知ることができるという触れ込みでした。
各章が同じ街の同じ時期を舞台にした、それぞれ全然違うテイストのストーリーで、どれも面白いのがいいです。
1つ目の推理小説は最初、意外な推理の展開はいいとして、一部「え?こんなんでいいの?」っていう感じがしたのですが、他の章を読み進むうちにその違和感が納得に変わっていきます。
2つ目の青春小説は、意外にもドはまりしました。M-1優勝を目指す女子高生。なぜかコンビを組むことになった同級生男子。女子高生の熱意と二人の真剣さがリアルに伝わってきます。
3つ目の科学小説は、いきなりSFの世界に入ってビックリしましたが、こういう話は大好きです。
4つ目の幻想小説は、さらに不思議な世界観がパワーアップした上、かなりハードボイルド。
5つ目の恋愛小説は、なんだトントン拍子の恋愛物語かと思ったら、そこが落とし穴かぁ、みたいな。そして読んでいる途中で、その名前ってもしかして、、、と思っているとエピローグでそれが明かされるという仕組み。
読み終わってからもう一度それぞれの関わりを再確認したくなる本です。

。。。てことで、もう一度読んで整理しました。以下は完全にネタバレなので(ネタバレしかない!)、読みたい方のみ [つづきはこちら] をクリックしてください。
#追記:スマホ版では[つづきはこちら]が表示されず、そのまま下につづきが表示されるようです。ネタバレを見たくない方はこの先を読まないでください。

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この本もなかなか面白かったです。
主人公 千真は国道脇に倒れていた少女を保護するのですが、この少女は亡き恋人と瓜二つ。しぐさまでそっくりな上に名前も同じ「夕海」。ただし年齢は微妙に1年違う。。。これだけでも十分謎なのですが、夕海と二人で宅配の仕事をすることになった千真は、さらに不可解な事件に遭遇します。それは密室殺人。しかも被害者は、亡くなったはずの恩師の奥さんにそっくりな女性。。。

読み進めるうちに、たびたび何か違和感を感じていたのですが、終盤に一気に世界の見え方が変わって、「あ~っ、そうだったのか」となります。
読み始めは、なんかライトミステリーぽいところと、本格推理っぽいところとあり、インタールードにいたっては、「あれ?もしかしてタイムスリップとかSF的秘密組織とか出てくる?」とか思ったのですが(笑)、そんな「ごった煮」感は世界の見え方が変わったとたんに解消しました。

以下、ネタばらしになるので、[つづきはこちら] で。

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この本は書評か何かで見て、ちょっと読んでみようかなと思い図書館で借りて読んだのですが、結論から言うと、「買えばよかった!!」です。

なにせ予約してから借りるまで半年ほど待ったので、実際に手にしたときには何で読もうと思ったのかすっかり忘れていました。それで、作業の合間にちょっとだけ読もうとしたら、いきなりはまってしまって、ちょっとだけのつもりがめっちゃ没頭して読んでました。^o^

舞台は高齢者ばかりの読書会。開催場所にされている喫茶店のオーナーが転居することになり、その甥が喫茶店を引き継ぐところから話は始まります。甥は書けなくなった小説家なのですが、皆に専門家としてぜひ参加してほしいと言われ、読書会の最年少メンバーとなります。

読書会のメンバーの様子が甥の目を通して描かれているのですが、みんな個性豊かで生き生きとしており、読書会は感想だけにとどまらず、課題本の「だれも知らない小さな国」でコロボックルを「おみとりさん」じゃないのかといった見立て(解釈)をするなど、興味深いところがあります。

さらに甥は、アイデアの盗用を疑うような投書をされて、そんな覚えはないのだけれど、かといってアイデアがいつどこで湧いたものか判然とせず、そのまま小説を書けなくなっていたのですが、読書会に関わるなかで、胸にあるしこりのようなものがうずいたり、昔の記憶の断片を思い出したり、、、、このあたりがちょっとミステリーぽいところです。

読書の楽しさを伝える話かと思っていましたが、老いや死への向き合い方、生き方を教えてもらったような気がします。

次は電子書籍で買って読み直したいです!

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最終日はちょっと乗り鉄。
日高本線です。
鵡川〜様似の復旧を待って乗るつもりでしたが、ついに廃線となってしまったので、鵡川から苫小牧までを乗りつぶしました。

鵡川駅の駅舎。コンビニくらいあるかなと思ったのですが、残念でした。
(ちなみに鵡川駅から徒歩10分くらいのところにある道の駅 むかわ四季の館ではいろいろお土産を買えました!温泉も併設されています)


この先の線路はありません。。。






以上、北海道の旅でした。

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タウシュベツツアーの後、釧路へ移動しました。

まずは、スパカツ発祥の地、レストラン泉屋総本店へ。
相棒はスパカツを食べましたが、私はカツは重そうと思ってナポリタンを頼みました。
鉄板でジュージューと音を立てているナポリタン。
めっちゃ大盛でした。^^;
写真ではわかりにくいですが、めっちゃ高く盛られています。
食べても食べても鉄板が見えてこない。。。

美味しかったのですが、一人では食べきれませんでした。
(スパカツのほうがむしろボリュームは少なかったかも!)

次は釧路市湿原展望台へ。
ここで湿原を散策する予定でしたが、なんとクマが出たということで遊歩道は閉鎖されていました。;_;

そこで釧路湿原のほぼ反対側にある細岡展望台へ。
ここは遊歩道はありませんが、湿原はよく見えます。


湿原を見た後、釧路の宿にチェックイン。
今夜は釧路名物 つぶ焼です。
ホントは先に夕食を食べて〆につぶ焼というのがよさそうと思ったのですが、結構人が並んでいるという話を聞いたので、早めにつぶ焼を食べにいって、夜中にお腹が空きそうだったら改めて居酒屋に行くかコンビニ飯にしよう、、、という作戦でした。
が、、、ランチのスパゲッティがお腹にたまっていたので、開店時間の17時に行くことはできず、結局18時過ぎくらいに行きました。10人くらい並んでいましたが、割と回転が早くて、待ちくたびれるということもなかったです。ていうか、並んでいる間もめっちゃいい匂いで、ちょうどよくお腹が空いてきました。



こちらがそのつぶ焼!

期待以上に美味しかったです!
メニューはつぶ焼とラーメンのみ(あとは飲み物)ですが、めっちゃ満足。
残念ながらランチの影響で、ラーメンは 2 人で 1 人前にしました(何も言わなくても取り分け用のお椀を付けてくれるのも嬉しい)。

というわけで、グルメな釧路でした。

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明風
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非公開
自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
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