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駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
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『ノックス・マシン』、面白かったです!

年末に本屋で「このミス」1 位に選ばれていると知り、「法月綸太郎だし、読んでみよう」と思って、ちょっと立ち読みしかけたのですが、そのときは、外国が舞台という、ちょっと苦手なシチュエーションだったので、いったん購入を見送りました。

外国が舞台の小説がダメというわけではないのですが、感情移入しにくい場合があり、特に著者が日本人だと、「なんで、わざわざ外国を舞台にするんだよぉ」と、つい毒づいてしまったりします。^^;

でも、これは全然違和感がありませんし、第一、外国が舞台なのにも当然ながら理由があります。この内容で登場人物が日本人だと、逆に違和感があるでしょう。「なんで、ウルトラ警備隊には日本人しかいないんだ?!」というくらいの違和感があると思います。^o^

冗談はさておき。。。

「このミス」1 位と書きましたが、この小説はミステリーというより、SF ですね。
ただの SF ではないです。内容を私が説明すると、荒唐無稽な話と誤解されそうなので、説明はしませんが(^^;)、ここまで壮大かつ緻密に世界を創り上げたら、もはや単に SF と紹介するのも違う気がします。

昔、『すべてが F になる』が「理系ミステリー」などと称されたことがありますが、それにならえば「理系 SF」でしょうか。SF の理系だなんて、矛盾なんだか、重ね言葉なんだか、違和感がありますが、「特異点解析」など、ツボにはまるところが多々あります。^o^

さらに、「ミステリーというより…」と書きましたが、ある意味、メタミステリーのような気もします。
「ノックスの十戒」は知らなかったのですが、エラリー・クイーンの国名シリーズの話など、もうそれだけで「うわぁ、楽し~い」という世界です。
もう、とにかく、この世界は引き込まれます!
もちろん、小説の展開そのものも面白いです。

いやぁ、年明け早々、良い本に出会いました!

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自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
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