どきどきしていましたが、最終的には Grade A で修了できました。
英文を書くのは少し苦手意識があったので、ちょっとほっとした感じです。この勢いで、特許翻訳日英を乗り切りたいところです。
しかし、最終課題は Total の Readability は Accepltable ということで合格できたのですが、コメントを読むと結構笑えました。なんというか、論理的にはちゃんと書けているけど、情緒はないってことでしょうか?! ^^; 正確に伝わるようにと心がけた結果、味気のない描写になってしまったようです。ま、機械的な手順の説明とかは問題ないのですが、もうちょっと味のある文章でいいはずのものまで、機械的説明になってしまったという感じです。これは、指摘されるまで全く思いもしませんでした。言われてみれば、全くそのとおりなんですが、ちょっと妙なところで「こう書かねばらない」という思い込みがあったようで、自分で笑えてしまいました。うーん、内容を説明しようとすると、課題の中身の話になってしまいそうなので、省略しますが、「性格の欠点を指摘されたようで苦笑い」という感じです。
というのは、QA checker のないツールを使う場合は秀丸マクロで検索するのが便利なのですが、ファイル数が少ないときや、秀丸で直接訳文を上書きする場合ならともかく、小さいファイルが多数ある場合などは、1 つずつファイルを開くこと自体が面倒です。
そこで、grep 検索を使って、フォルダごと一括検索しようというわけです。(ま、これもプロの翻訳家なら、とっくにやっていることでしょうけれど。^^;)
たとえば、全角と半角の間には半角スペースを入れるというルールがある場合、このルールに反している個所を検索するのに、以前は次のようなマクロを使っていました。(なお、下記のコードで、「\」は本来、半角の「¥」ですが、ここでは「\」と表示されてしまいます。)
-------------------- ここから --------------------
//スペース以外の半角から全角への変化
searchdialog "[\\x21--\\xff][^\\x01-\\xff]", nocasesense, regular, hilight, masktag, loop;
if( result == 0 ) {
message "該当するものがありません";
} else {
question "次に進みますか?";
if( result == no ) {
endmacro;
}
}
// 全角からスペース以外の半角への変化
searchdialog "[^\\x01-\\xff][\\x21-\\xff]", nocasesense, regular, hilight, masktag, loop;
if( result == 0 ) {
message "該当するものがありません";
}
-------------------- ここまで --------------------
検索式を「 | 」でつないで、半角から全角への変化と、全角から半角への変化を一気に検索してもいいのですが、実際には上の検索式は完璧でななく(さらにいうと、ほんとはさまざまな例外も含めるため検索式ももうちょっと複雑)、目視チェックは欠かせないので、あえて別々に検索しています。
これをフォルダごとの一括検索に変更するため、grep を使って次のようなコードにしました。
-------------------- ここから --------------------
// スペース以外の半角から全角への変化
grepdialog2 "[\\x21-\xff][^\\x01-\\xff]", "*.xml", ".", nocasesense, regular, hilight, masktag;
// 全角からスペース以外の半角への変化
localgrep "[^\\x01-\\xff][\\x21-\\xff]", nocasesense, regular, hilight, masktag;
-------------------- ここまで --------------------
このマクロは現在のフォルダで .xml ファイルを対象に検索を行います。最初のコマンドで検索ウィンドウが出るので、必要であれば、フォルダやオプションを変更して実行します。2 つ目のコマンドは、1 つめと同じ条件で(検索ウィンドウを出すことなく)実行します。
ファイル数が 100 とかになると、やっぱり一括検索が楽です。
吉村達也氏は結構思い入れのあった作家なので、ショックでした。
私が吉村達也氏の名前を知ったのは、なんとオフコースのファンクラブがきっかけです。ファンクラブの会報誌にショートショートが連載されていたのです。結構そのショートショートがお気に入りだったのですが、実は、それよりも前に吉村氏の文章には触れていたのです。
それは、「Kの悲劇」というミステリーで、「Killed K knew the key」という副題が付いていました。かなり分厚い本だったと思うのですが、面白くて一気に読んだと思います。当時は、杠葉啓というペンネームで書かれていたのですが、次の作品が出ないかなと探していたのに見つからず、ほぼ忘れかけていたときでした。
たしか、オフコースの解散が決まり、最終号となったファンクラブ誌に、吉村達也氏の紹介が載ったのです。それを読んでびっくり! 以前私が探していた「杠葉啓」という作家は、吉村氏のペンネームだったことがわかったのです。
それ以来、吉村氏の本を探し回りました。最初はほとんど無かったのですが、ある時期から、びっくりするくらい次々に出版されるようになりました。さらに後でわかったことですが、吉村氏が作家として独立したのは、オフコースの解散した年と同じ頃で、私が必死に本を探していたころは、まだ本格的に作家としてデビューしていなかったらしいのです。なんだか、不思議な気がしました。
それにしても、60歳で逝ってしまうとは。。。
しかし、Windows 7 では .NET Framework 1.1 がサポートされていないため、やむなく、古い Windows XP にインストールし、パソコン 2 台を移動しながら作業していました。^^;
なんとも非効率!
(.NET Framework って、上位互換ではなく、ちょっと不思議な構成なんですよね。で、Windows 7 では、2.0 以降はサポートされているものの、1.0、1.1 のサポートはやめたと宣言されています。)
せめて、Windows 7 のリモートデスクトップ機能を使って、古い方の PC をリモート操作できないか、とも考えたのですが、XP は Home Edition のため、この機能は使えませんでした。その他の方法も考えてはいたのですが、先日、Web で調べてみたら、Windows 7 に .NET Framework 1.1 をインストールしてみた、という人がいました。互換性がないというメッセージは出るのですが、無視してインストールすることはできて、特に問題はなかったとのこと。
それなら!、というわけで、思い切って、.NET Framework 1.1 を Windows 7 にインストールしてみたところ、懸案のツールもインストールでき、問題なく動作しました!
(なーんだ。最初から試せばよかった。^^;)
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とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!