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駆け出しの翻訳屋といいながら早数年。 学習したことをちょこちょこ書くつもりでしたが、最近は余暇の話が多いような。。。 そもそも、いつまで駆け出しなんだ?!
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修了作品Ⅱは、やや心配だったChapter 6、7を無事通過し、ほっと一息の(はずの)Chapter 8に入っています。

しかし、Chapter 8は内容はむずかしくないものの、訳文の表現に悩むところが多く、なかなか進みません。;_;

今悩んでいるのは、原文に合わせて訳語を変えるべきか・・・というところ。

基本的には原文の単語が違うところは、訳文でも表現を変えるようにしています。何かしらの意図があって表現を変えていると思われるので。もちろん、中には、単なる表記揺れもあるので、一概には言えませんが。

今悩んでいるところは、マンセル表色系のhue、chroma、valueです。
この前に一般的な色立体の話が出てきて、そこでは色の3要素は、hue(色相)、saturation(彩度)、lightness(明度)です。その後、「マンセルがもっと精密な色立体を考案した」という話になって、「マンセルはhue、chroma、valueの3つを使った」とつながっています。そして、この3つは、先のhue、saturation、lightnessに対応する、とも書いてあります。素直に考えれば、chroma、valueには別の訳語を当てるべきでしょう。

しかし。。。
マンセル表色系のchroma、valueは「彩度」、「明度」と訳されていることも多いのです。この場合、saturationとlightnessに違う訳語を当てるべきでしょうか。いやいや、そもそも、原語と日本語が1対1になっているわけではないので、saturationも彩度、chromaも彩度でもいいわけです。
ただし、マンセル表色系の場合は、一般的な彩度、明度と違って、たとえば明度は10段階と決まっています。そのせいか、「マンセル・ヒュー」、「マンセル・クロマ」、「マンセル・バリュー」という表記もあるようです。原文の意図を重視するのなら、この表記かもしれません。

うーん、しかし。。。
今回の本は、光学の基礎をわかりやすく説明するのが基本方針なので、わかりやすさを重視するなら、同じものを指すのなら同じ用語にして、"先の3つの用語に対応" を割愛するという手もあります。

どうなんでしょうねぇ。。。

などと考えていたら、全然前に進まない。^^;

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自己紹介:
技術屋から翻訳屋に転身しようと、退職。
とりあえず、安定して翻訳の仕事を貰えるようになりましたが、まだまだ駆け出しです。胸をはって「翻訳家です」と言えるまで、日夜修行中(?)の身です。
趣味は音楽鑑賞と城めぐり。月平均 1 回以上のライブと登城がエネルギー源です!
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